アバウト車両数

架空鉄道で車両の設定をより詳しく考えるには、その車両が何編成存在するか把握したほうが楽です。というのは、例えば長い路線Aから短い路線Bに車両を転属させるという設定を考えるとき、「短い路線に転属させるなら車両があまる……」ということに気が付くと思います。

編成数を把握しておけば、長い路線(83編成)から短い路線(25編成)に転属させる際、余った58編成を他の路線に振り分けられることが分かります。そして、余った編成数が分かれば、「転属させる際に余り、他路線にも転属」という設定を考えやすくなります。

「でも、編成数なんてダイヤを作らないとわからないじゃない」

 

確かに、正確な編成数を割り出すには、ダイヤを考えなければなりません。でも、短くて普通電車しか走らない路線ならともかく、長距離で種別が多い路線のダイヤを考えるのは大変。そこで「アバウト車両数」という考え方をご紹介いたします。

アバウト車両数はとにかくアバウト

アバウト車両数方式では、まず各路線の距離をアバウトに測ります。例えば、地図上の長さが画面上に表示(例えば20km)されているなら、指の間隔をその長さ分にしてみます。そして縮尺を変えないまま路線の距離を測定するのです。

この場合、指の間隔よりも路線の間隔が長くて測れない、カーブが多くて測りにくい、というケースが発生する場合があります。その場合は、指でなく定規で測ってみましょう。

定規の10cmが20kmなら、10kmは5cm、5kmは2.5(25mm)cmということ。部分的に長さを測り、測り終わった地点からまた部分的に距離を測る、を繰り返せば、アバウトな距離が何となく把握できると思います。

 

現実土地をベースにした架空鉄道を考える場合は、地図上の距離を測れるサービスを活用したほうが楽です。ただ、架空土地ベースの場合、アバウトな距離測定方法は役に立つと思います。

 

距離が測り終わったら、編成数を考えます。でも、ダイヤを考えないでどうやって編成数を割り出せばよいのか。その答えは「実在の路線の編成数を参考にする」というやり方です。

例えば距離が約30kmの路線の場合、同じく距離が30kmの路線の編成数や、距離が60kmの路線の編成数を半分にした数を参考にすればよいのです。

ただし、このやり方は選ぶ路線に注意しなければなりません。例えば、都心部の路線なら実際に都心部を走り、運行本数も近い路線の編成数を参考にしないと、編成数が明らかに少ない…… という事態が起こりかねないからです。編成数を調べる前に、参考にする路線のダイヤを把握しておくことも大切でしょう。

 

編成数が割り出せたら、「果たしてこの編成数はこの路線に適切か」を考えます。これは個人的な感覚になるのですが、明らかに多い&少ないと思ったら、編成数を多少変えてみるというのもアリだと思います。

アバウトなやり方でも

アバウト車両数方式で割り出した編成数は、確かに正確といえるものではありません。後日改めてダイヤから考えて編成数を割り出したら、数字に結構な誤差が出た、なんてこともあり得ると思います。

ですが、全線のダイヤを細かく考える気力や時間がないという方には、アバウト車両数方式で編成数を割り出すやり方が良いのではないかと思うのです。なぜなら、編成数が(アバウトでも)分かれば、数字を用いた詳細な解説をしやすくなるからです。

 

「A線からB線に転属」から「A線30編成がB線に転属、余剰となった3編成はC線に転属」という説明文にすると、結構楽しめると私は思いますよ。


当ページ最終更新日 2018年08月26日

当ページ公開開始日 2018年06月28日