月夜野考式架鉄メソッド その1

色々なデザインを観察する

私は一時期デザインに関するお勉強をしていました。その時にお世話になったデザイナーの方は、とにかく様々なチラシを集め、そして美術館へ積極的に足を運んでいました。

 

「デザイナーに必要なのは、デザインの引き出しだ。引き出しがなければデザインの幅が狭まる」

 

何回もそのセリフを聞きました。でも、何回も聞く価値があるセリフでした。

 

架空鉄道においても「デザインの引き出し」は必要だと思います。オリジナルデザインの車両を考えるときは、まず実際の電車はどのような設計になっているかを観察します。その当時は209系2100番台によく乗っていましたが、この209系というのは製造メーカーによって微妙に異なるポイントがあります。

 

言ってしまうと発見する面白みがなくなってしまうので言いませんが、一見同じように見える電車も、細部をじっくり観察すれば意外と発見があるものです。

 

とはいえ、なかなか時間がなかったり、いつも使う路線の車両バリエーションが少なかったりということもあるでしょう。私の場合、その場合はネットの画像検索で色々な車両を見ていました。ネットの良いところは、飛行機に乗らなくても海外の電車を観察できるということです(飛行機恐怖症なので)。

 

時には電車以外のデザインを観察してみるのもよいでしょう。スポーツカーのデザインは、斬新なデザインの車両を考える際参考になります。動物の顔を観察してみるのも良いでしょう。実際の鉄道車両にも動物を参考にしてデザインされた車両があるので、「関係ない」と思わずに調べると、新しいアイデアが思い浮かぶかもしれません。

 

美術館に足を運んでみるのもいいかもしれません。人を乗せる電車は、本来最低限の機能さえ満たしていれば良いわけですが、日本においては今後「分かりやすく魅力を感じられるデザイン」の電車が増えていくと思います。それは少子高齢化が進み、ただ単に電車を走らせるだけでは将来的に厳しくなるということを鉄道会社が感じ始めているからです。相鉄や京急を思い浮かべると分かりやすいと思います。

 

魅力を感じられるデザインというのは、もちろん理屈も大切ですが感性を磨くことも大切です。そうなるとやっぱり美術館に行くというのは大切なことになるわけです(と書いておきながら、あまり行っていない俺……)。


当ページ最終更新日 2018年08月26日

当ページ公開開始日 2018年08月26日